こんにちは、なおじです。
先日、孫に「じいじ、好きな人いる?」と聞かれました。
「そりゃ、ばあばだよ」と答えたら「嘘だ、顔が赤くなってる」と突っ込まれました。
子どもの観察眼は鋭いものです。
今朝のばけばけ64話では、宍道湖畔で銀次郎が牡丹灯籠の約束を切り出して再プロポーズする展開がありました。
「東京でやり直したい」という決め台詞。
銀次郎の覚悟が詰まっています。
一方、月照寺ではトキとヘブンの二人だけの世界が露呈。
あの空気は心臓バクバクものですよね。

この記事でわかること
- 銀次郎が牡丹灯籠の約束を切り出して再プロポーズした理由と「東京でやり直したい」に込められた覚悟
- 月照寺での五人の鉢合わせで露呈したトキとヘブンの二人だけの世界と、イライザ・銀次郎の気づきの瞬間
- ヘブン先生が「おトキの言葉でなければならない」と主張した真意と、通訳を拒んだ理由
- 錦織先生の不可解な通訳行動と、三角関係に潜む「第三者の意図」の読み解き方
- 第65話で描かれるトキの究極の決断を予測するための伏線整理
月照寺で五人が鉢合わせ|握手を拒んだヘブンの本音
月照寺の大亀の前。
トキと銀次郎は、ヘブン先生、イライザ、錦織の三人と偶然出会いました。
トキはヘブンとイライザを見て「しっくりきちょる」とつぶやきます。
銀次郎が紹介をするものの、ヘブン先生は銀次郎と握手をしませんでしたね。
これ、完全に恋敵認定ですよね。
教師時代、職員室で若い男性教師が好きな女性教師の周りにいる男性を警戒する様子を見ました。
まさに同じ心理。
イライザの女の勘が察知した異変
イライザはトキの顔をいぶかしげに見つめます。
女の感で、二人の心の底にある感情を察知した様子。
さらにイライザは「ヘブン先生からおっちょこちょいのメイドだと聞いている」と嫌味を言います。
それを錦織がそのまま訳してしまうという場面も。
錦織さん、何か意図があったんでしょうか。
この行動、後で振り返ると意味深です。
👉関連記事:板垣李光人と北川景子の母子演技が凄い!ばけばけ34話・35話で見せたすれ違いと愛情を元教師が分析
怪談が暴いた二人だけの世界|通訳を拒んだヘブンの愛情
銀次郎が切り出したのは大亀の怪談話。
しかし最も盛り上がったのはヘブン先生とトキの二人でした。
その様子を見たイライザは変な顔つき。
二人の恋心があふれていることに気づきましたよね、これ。
イライザは、ヘブンとトキの間に割り込んで「怪談って何?」と、話を自分に引き戻そうとします。
銀次郎も「ヘブン先生、怪談知ってんだ」とぶすっとした表情。
この怒り、銀次郎の失点にならないといいんだが…。
「おトキの言葉でなければならない」の真意
トキが怪談を語り始めると、ヘブン先生は錦織さんの通訳を止めましたね。
**「おトキの言葉でなければならない」**と強く主張します。
イライザに「いいな」と、強い口調で同意を求める場面もありました。
この言葉の裏には何があるのか。
トキという人間そのものを理解したい、というヘブンの深い愛情。
なおじは教師として、子どもたちの個性を理解するには本人の言葉で語らせることが大切だと考えています。
ヘブンもまた同じ姿勢でトキに向き合っていることに共感。
二人だけの空間が完成した瞬間
錦織、イライザ、銀次郎は次々と[トキの会談語り」の場を離れます。
最後には、二人だけの空間。
外に出た銀次郎が「ダメでした」と錦織に告げた言葉。
そこには、トキの心をつかむことができなかったという諦めが滲んでいます。
イライザは「ヘブンは変わった」と言いました。
英語のわからない銀次郎でしたが、イライザが何を言っているか分かった気がしたそうです。
胸がざわざわしますよね。
👉関連記事:トキの蚊帳がヘブンの心を動かした理由|ばけばけ38話を元教師が分析
【表:月照寺での五人の反応比較】
| 人物 | 表情の変化 | 心の揺れの中身 | ヘブンとの関係 |
|---|---|---|---|
| トキ | 嬉しそう→怒り | ヘブンへの恋心と銀次郎への戸惑い | 恋愛感情(自覚なし) |
| ヘブン | 握手拒否→強い主張 | トキへの愛情と銀次郎への警戒 | 恋愛感情(自覚あり) |
| 銀次郎 | ぶすっ→諦め | 二人の世界に入れない焦り | 恋敵として認識 |
| イライザ | いぶかしげ→信じられない | ヘブンの変化への驚き | 恋愛対象(片思い) |
| 錦織 | 通訳→意図不明 | 何かを仕掛けている? | 観察者 |
銀次郎が牡丹灯籠で再プロポーズ|「東京でやり直したい」の覚悟
月照寺を後にして、宍道湖のほとりを歩くトキと銀次郎。
そこでもトキは、嬉しそうにヘブン先生との時間のことを語るんです。
遅い時は丑三つ時まで二人で過ごしていることを銀次郎に告げます。
これ、実際に好きな女の人にやられたらへこむ…。
銀次郎、かわいそうです。
教師時代、失恋した生徒たちが「好きな人が他の人の話ばかりする」と傷ついていた姿を思い出します。
牡丹灯籠の約束を切り出した銀次郎
しかし、銀次郎は勇気を振り絞りました。
二人で約束していた「東京で牡丹灯籠の怪談を聞こう」という約束を切り出したんです。
「約束したから自分はまだ牡丹灯籠を聞いていない」
「東京でやり直したい」
この決め台詞。
銀次郎の誠実さと覚悟が詰まっていましたよ。
なおじは、今日の放送を見終わり、「はー」と大きく深呼吸してしまいました。
息していませんでした。
銀次郎の真剣さ、真面目さ、思い、が流れ込んで来て、息するのを忘れてました。
前回62話との違い
前回62話では月給200円という具体的な数字を示して復縁を申し込んだ銀次郎。
今回はさらに一歩踏み込んで「東京でやり直したい」と明確に伝えました。
ただし、トキの答えは明かされませんでした。
どうする、おトキ。
明日が、待ち遠しい!
👉関連記事:ヘブンがトキにクビ宣告した理由とは?ばけばけ第36話で描かれた気まずさの心理を元教師が徹底分析
錦織先生の不可解な通訳行動|何を仕掛けたのか
錦織先生の行動、気になりませんでしたか。
イライザの嫌味をそのまま訳したり、「毎晩遅くまで二人っきり」という情報を銀次郎に伝えたり。
これ、わざとですよね。
「男女が遅い時間まで二人っきりでいる」と伝えてしまったんです。
当然、銀次郎は怒りますよ。ざわつきますよ。
「毎晩」ということに怒気が向きました。
錦織さん、いったい何がしたいの。
学級会だったら、この議題だけで1時間コースです。
松野家のみんなの本音|東京に行く覚悟はあるか
井戸端で、トキと銀次郎がどんな様子かを気に掛けている松野家のみんな。
おフミは、みんなの本音を聞きます。
「本当のところ、賛成ですか、二人がよりを戻すのを」と。
もし松野家のみんなが銀次郎に面倒をみてもらうことになったら、松江を出て東京に行くことになるという現実を告げました。
松江を捨てる覚悟はあるかと、勘右衛門、司之介に問うたんです。
司之介と勘右衛門の答え
ええじゃろう、と司之介。
でも、司之介の心配は相変わらずの金の問題。
『ヘブンはいつ松江を去るかわからない。』
銀次郎とよりを戻せば、その心配をしなくて済む、と。
司之介らしい。
おトキが東京に行くと言ったら、そしてわしらもつれていくと言ったら、それに従おう、と司之介。
勘右衛門も賛成しました。
なんか、よけいに林次郎がかわいそうになる…。
👉関連記事:ばけばけ第34話ネタバレ感想|三之丞の口止め料と社長の大嘘を元教師が若者心理から分析
Q&Aで振り返る第64話
Q1: 銀次郎が牡丹灯籠の約束を切り出したのはなぜ?
銀次郎とトキが夫婦だった頃に約束していた「東京で牡丹灯籠の怪談を聞こう」という約束を思い出させるため。
「約束したから自分はまだ牡丹灯籠を聞いていない」と伝えることで、二人の絆を確認しようとしました。
Q2: ヘブン先生が銀次郎と握手しなかったのはなぜ?
ヘブン先生は銀次郎を恋敵として認識したからでしょう。
トキへの恋心が無意識に行動に現れた瞬間です。
Q3: イライザはヘブンとトキの関係をどう感じた?
イライザは二人の様子を見て「信じられない」という表情を浮かべました。
ヘブンが変わったことに気づき、女性の感で二人の恋心を察知しています。
Q4: 銀次郎の再プロポーズにトキはどう答える?
第64話ではトキの答えは明かされませんでした。
次回第65話で究極の決断が描かれると予想されます。
Q5: 錦織先生の通訳は何か意図があった?
錦織先生がわざと嫌味を訳したり、二人の関係を強調したりした行動には何か意図があったと思われます。
三角関係を加速させようとしたのかもしれません。
筆者紹介|なおじ
元社会科教師として35年間教壇に立ってきました。
現在は7つのブログでドラマ・芸能・政治・歴史・スポーツ・旅・学びを書いています。
ドラマ記事では「時代背景」や「心の揺れ」をゆっくり言語化するスタイル。
読者の皆さんと一緒に作品を味わい直すことを大切にしています。
妻と孫に囲まれ、茨城県で穏やかな日々を過ごしながら、毎日ブログを更新中です。