
こんにちは、なおじです。
今日の「ばけばけ」第40話は、いつもと違う時間帯で夕飯時の鑑賞。
午後6時半、作り置きして冷凍しておいたカレーを温めながら「今日は食べながら観ちゃおう」と妻。
孫には「食事中にテレビはダメ」と言いつつ、ばけばけだけは夫婦でゆるしあってしまう。
それがなおじ家の小さな幸せです。
クイズ大会で絶不調!錦織さんの“天才なのにクイズ弱い説”

40話のヘブン先生のクイズシーン、錦織さんは一問も正解できないという安定したダメっぷり。
あの天才はどこへやら、すっかり「クイズ苦手キャラ」に逆転。
しかもむきになった錦織さん、「ヘブン先生の机の上の写真をクイズにして」とリクエスト。
定番の、テレビに向かって「オイオイ!」と、突っ込むなおじ。
机の上の写真、実はドラマ内でヘブン先生がずっと大事にしているもの。
トキちゃんが「その写真には触れてはいけない」と錦織さんを諭します。
その写真の人物は…恋人?(シャーロット・ケイト・フォックスの役柄と関係)
机の写真は「ヘブン先生のかけがえのない大切な人」
視聴者間でも「恋人?家族?過去の秘密?」と話題になりましたが――
実はこの写真、シャーロット・ケイト・フォックスさんが演じる“エマ”ですよね。
シャーロットさんはNHK『マッサン』で話題になり、現在は3児の母。
5年ぶりの朝ドラ復帰です。
「ばけばけ」でも“異文化理解”の象徴的な役目を担うようですね。
この写真は、「ヘブン先生が人生で一度だけ見つけた大切な人」
ですが、人の思い出に変な形で踏み込まない…。
「人には、安易に人に話してはいけないこと、聞いてはいけないことがある。」――これが今日のテーマだったように感じます。
この言葉を聞いた時、ジワーっと涙腺崩壊…。
➡️ 関連記事:シャーロット・ケイト・フォックスのマッサン以降の現在!3児の母で5年ぶり朝ドラ復帰
おトキちゃんの天然失敗エピソード、なのに誰も怒らない
今日のおトキちゃんも素直で、ユーモラス。
生徒に出したお茶を派手にこぼす――でも誰も怒らない。
そのまったりした寛容さ、なおじの理想の学校や家庭そのものです。
妻も「あなたもよく味噌汁をこぼす」とまた妙な競争心。
こうやって失敗して許される日常、今の社会にもっとほしいなと思いました。
明治時代の「お雇い外国人教師」は意外と多国籍
社会科教師らしく真面目に語ると、明治日本は欧米文化導入のため各国から先生を招きました。
アメリカ・イギリスのみならず、ギリシャ・ドイツ・フランス・ロシアなど多種多様。
しかも、今回のヘブン先生がギリシャ生まれ→アイルランド→フランス→アメリカ→マルティニークという“世界放浪人生”なのも、史実モデル(ラフカディオ・ハーン=小泉八雲)の背景と一致しています。
明治といえば進取の気風、異文化交流の空気も画面いっぱいでした。
【表1:明治時代お雇い外国人教師・出身国】
| 国名 | 主な役割 | 教育現場でのエピソード |
|---|---|---|
| 米国 | 英語・科学技術 | 方言トラブルや「米国英語vs英国英語」論争 |
| イギリス | スポーツ・音楽 | ラグビー部発祥、音楽教育導入 |
| ドイツ | 医学・法学 | 医科大学設立、法律用語翻訳など |
| ギリシャ | 英語・文学 | 怪談好き、松江の文化に新風 |
| フランス | 美術・音楽 | 芸術教育導入、家庭科新発想 |
クイズの「触れてほしくないもの」から考える人の“こころ”
錦織さんが「写真をクイズに」と持ちかけたとき、トキちゃんが「それはヘブン先生が大切にしているものだからダメだよ」と。
ドラマでも「触れてほしくないものには、踏み込まないのが人間同士のマナー」だと表現されています。
なおじも家族写真や学生時代のアルバムを無闇に人に見せられると、なんとも言えない感情になる。
人は誰でも、自分だけが抱える「小さな宝物」をそっと守るものなんだよなあと、なおじはしみじみ共感しました。
錦織のスキップ練習、トキとの距離感
クイズではダメダメだった錦織さん、でも錦織は陰でスキップ練習。
天才の隠れた努力、いいじゃないですか。
視聴後、カレーを食べながらばけばけ40話に絡めて孫の話になりました。
孫が「跳び箱いやだ」と口では言いながら、実は何度も自分でジャンプに挑戦しているんです。
孫は天才ではないけれど「こんな小さい子でも、他人には見せない努力をしてるんだなぁ」と。
妻と二人、カレーを食べながらまったりとした時間でした。
【表2:ばけばけ第40話 登場人物の“がんばり”】
| キャラクター | 努力場面 | 家族目線のひと言 |
|---|---|---|
| ヘブン先生 | 大切な写真を守る | 思い出は宝物 |
| トキ | たしなめと気配り | 優しさと素直 |
| 錦織 | スキップ練習 | 見せないがんばり |
「外国人教師って今でいうALTだよね」なんて話しつつ、給料の話…。
「今でも、高給待遇だけど、ヘブン先生ほどはもらえないよね」などと、下世話な話も含めて、妻と盛り上がりました。
➡️ 関連記事:トキの蚊帳がヘブンの心を動かした理由|ばけばけ38話
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Q&A|なおじ的・第40話の余韻
Q1:ヘブン先生の写真の人物は?
A:シャーロット・ケイト・フォックス演じる“物語上の恋人or大切な家族(妻?)”。先生の人生で出会った大切な人
Q2:なぜ錦織は写真を問題にした?
A:クイズ失敗続きで、意地になってしまった。何とか、1問だけでも正解したいとやっきになった。
Q3:トキちゃんのたしなめはどんな言葉?
A:「人には誰でも、大切にしているものがある。触れられたくないものがある。
Q4:おトキちゃんの失敗を誰も怒らなかった理由は?
A:ばけばけの世界観。許し合う人間関係?
最後の「ヨロシク」――絵のやりとりと“多文化共生”の意味
ドラマのラスト、給料日にヘブン先生がカエルの絵に「ヨロシク」と添えておトキちゃんに手渡しました。
おトキちゃんも、自分がお辞儀をしている絵を添えて「こちらこそよろしく」と返す――このやりとりが沁みました。
絵という“言葉を超えるもの”だからこそ、互いの違いを認めて共感できた証。
“よろしく”は単なる挨拶じゃなく、「違ってても、一緒に進めばそれでOK」「あなたの大事なものは尊重する」という多文化共生の理想型だったのでしょうね。
この場面、実はなおじテレビに見入っていました。
ふと気づくと、そんな私を妻がじっと見つめてたんです。
「何?」と問うと、
「あなたが、また泣くのかと思って」と妻…。
ムムム、です。
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まとめ:人は違って当たり前、“触れてほしくないもの”を大事にできる世の中を
「ばけばけ」第40話は、クイズ大会の盛り上がり・錦織さんへのツッコミ・トキちゃんの優しさ・ヘブン先生の人生哲学――すべてが「人は違って当たり前、違いの向こう側で優しさをわけ合える時間」の大切さを教えてくれる回でした。
家族で肩を並べてテレビを観ながら、「よろしく」だけで伝わる気持ちが、リビングの空気をまるく変えてくれた気がします。
今日も、なおじはドラマから小さな幸せをひとつもらいました。
なおじ