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ばけばけ39話タエが物乞い脱却した理由は?トキの優しい嘘と北川景子の変化を元教師が徹底分析

第8週『クビノ、カワ、イチマイ。』第39話(2025年11月20日放送)

こんにちは、なおじです。

今朝のばけばけ、タエさん(北川景子が物乞いから脱却して綺麗な身なりで登場したシーンを見て、思わず「良かった!」って声が出ちゃいました。

それにしてもタエさんの凛とした美しさ、背筋の伸びたたたずまい、見とれてしまいますね。

こんな方がそばに居たら、おもわず「へへー」ってなってしまうかも。

我ながら、ドラマの登場人物に感情移入しすぎるなおじ、60代になっても変わりません…。

本日のSNSをチェックすると、視聴者の多くが「安心した」って書いてるんです。

乞食に身をやつしていたタエ様、借家に住んで、衣服を清潔に保てるようになってました。

タエさんの変化が印象的、誰の目にもそう映ったんですね。

明治時代、没落士族の女性が物乞いから脱却するのは容易ではありません。

過去の教材研究の資料を活かし元社会科教師として、当時の社会背景とタエさんの変化を深掘りしてみたいと思います。

この記事で読めること

  • タエが物乞いから脱却した経緯と理由
  • 綺麗な身なりになったタエとトキの再会シーン
  • 初めてパイナップルを食べたタエの笑顔の意味
  • トキがタエを訪ねた本当の理由(優しい嘘の真意)
  • 三之丞のウソを真に受けたタエの哀れさ
  • 元教師による明治女性の自立分析
  • タエの変化を時系列で整理したタイムライン
目次

タエさんの変化|物乞いから脱却までのタイムライン

【表1:タエの変化の経緯】

時期状況変化の内容
第30話前後物乞い生活路上で物乞いをする厳しい生活
第35話前後トキとの再会娘トキと再会するも複雑な関係
第38話状況継続依然として厳しい生活が続く
第39話(本日)物乞い脱却町はずれの長屋で暮らす、綺麗な身なり

この表を見ると、タエさんが短期間で大きく変化したことが分かりますね。

タエさんが物乞いから脱却!視聴者も安心

町はずれの長屋で暮らすタエさん

第39話で、ついにタエさんが物乞いから脱却したんですね。

町はずれの長屋で暮らしていたタエさん。

綺麗な着物を着て、背筋を伸ばしたたたずまい。

前回まで心配だった視聴者も「安心した」ってネットで話題になっているんです。

北川景子さんの凛とした美しさに、心が温まりました。

白湯を入れられるようになったタエさん

お姫様育ちのタエさんは家事が一切できませんでした。

でも、この日は白湯を入れられるようになっており、トキちゃんはその姿にビックリします。

タエさんはその様子に気づき「これぐらいは。女中はいないのです」と穏やかに笑いました。

この一言に、タエさんの成長が感じられました。

➡️ 関連記事:トキのスキップが可愛い!ばけばけ37話ビールこぼしてクビ危機

トキちゃんがタエさんを訪ねた本当の理由

表向きの理由:生け花とお茶の稽古

トキちゃん(髙石あかり)がタエさんを訪ねた理由。

表向きは「生け花とお茶の稽古を再開したい」というものでした。

「松江の女として、士族の娘として、それに恥じぬ嗜みを、改めてキチンと身につけていかなくてはと」と説明するトキちゃん。

タエさんは「あなたも大人になりましたね」と喜びました。

でもね、これって本心じゃないですよね。

トキちゃんの優しい嘘

元教師として35年間、生徒たちと向き合ってきた経験から言わせてもらうと、トキちゃんの言葉は優しい嘘だったんだと思います。

本当の理由は、今後もタエさんに定期的にお金を届けるための口実。

トキちゃんが三之丞(板垣李光人)にお金を渡すようになったことで、タエさんは物乞いから脱却し、長屋で暮らせるようになったんですよね。

自分がお金を出したということをタエさんに気づかれないようにする心遣い。

これがトキちゃんの優しさなんですね。

「生け花とお茶の稽古」という名目なら、タエさんも抵抗なくお金を受け取れる。

トキちゃんはそう考えたんでしょう。

これ、本当に心温まるシーンでした。

武家の娘のたしなみ?

「士族の娘として、それに恥じぬ嗜みを身につけたい」

この言葉も、タエさんのプライドを傷つけない配慮だったのかもしれません。

トキちゃんは、タエさんを「先生」として立てることで、タエさんの尊厳を守ろうとしたんですね。

ただし、これは私の推察ですけどね。

➡️ 関連記事:トキの蚊帳がヘブンの心を動かした理由|ばけばけ38話

初めてのパイナップル!タエさんの笑顔

パイナップルを食べるタエとトキ

「んん~!」って声を上げるタエさん

今回の見どころはタエさんが初めてパイナップルを食べるシーン。

「んん~!」って声を上げて笑顔を見せるタエさん。

北川景子さんの自然な演技が素晴らしかったですね。

明治時代の日本人にとって、パイナップルは珍しい南国のフルーツ。

きっと甘酸っぱい味に驚いたんでしょうね。

「三枚おろしは?」タエさんの珍発言

パイナップルを切ろうとするトキちゃんとタエさん。

初めて見る果物に切り方が分かりません。

するとタエさんは「三枚おろしは?」と珍発言。

トキちゃんが優しく「三枚おろしは…魚ですね」とツッコむと、タエさんは「魚ね…」とつぶやきました。

この微笑ましいやりとりに、視聴者も笑顔になったんじゃないでしょうか。

パイナップルが象徴するもの

【表2:タエの生活の変化】

項目物乞い時代脱却後(第39話)
身なりぼろぼろの服綺麗な着物
住居路上町はずれの長屋
食事施しを受ける珍しいフルーツを味わう余裕
表情暗く厳しい笑顔が戻る
心の状態生きるだけで精一杯人生を楽しむ余裕

初めてのパイナップル

これは単なるフルーツの試食シーンじゃないですよね。

人生に余裕が生まれた証拠

物乞いをしていた頃は、食べるだけで精一杯だった。

でも今は、珍しいフルーツを味わう余裕がある。

笑顔を見せるタエさん。

北川景子さんの演技が、タエさんの心の解放を見事に表現していました。

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タエ

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