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あんぱん第130話最終話感想 〜史実通りの充実した5年間に「嵩はうちのアンパンマンや」〜

こんにちは、なおじです。

朝ドラ「あんぱん」も、ついに最終回を迎えちゃいましたね。

テレビの前で見終わった後、なんとも言えない脱力感に包まれたのは私だけでしょうか。

余韻に浸りながら「あさイチ」を見ていると、今田美桜さんが登場。

その大きな瞳に思わず引き込まれながら、半年間の朝ドラライフを振り返っていました 。

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目次

史実通り5年間の奇跡的な回復

最終回は病室のシーンから始まります。

嵩(北村匠海)がドアを開けると、のぶ(今田美桜)がにっこり微笑んでいる。この瞬間、多くの視聴者が涙腺決壊したはず。

退院後ののぶは「今年の桜は見られないかもしれんね」とつぶやきます。

覚悟を決めたようなセリフに胸が締め付けられました。

ところが、史実に忠実に描かれたストーリーは違った展開を見せます。

**「奇跡が起きたのでしょうか。それから5年間、のぶは病気がすっかり治ったかのように元気に暮らしました」**というナレーションが流れたのです 。

実際のやなせたかし夫人・暢さんも手術後5年間を元気に過ごされたそう。

この展開は視聴者にとって「嬉しいサプライズ」でしたよね。

桜より のぶが長持ち しちゃったね

実質8分半の夫婦愛に感動

今回の最終回で最も印象的だったのは、実質ラスト8分半がのぶと嵩の二人芝居で構成されていたことですよね 。

15分の放送時間の大部分を主演二人だけで締めくくるなんて、相当な演出上の冒険ですよね。

柳川強監督によると、この最終シーンは一発撮りだったとか 。

北村匠海さんと今田美桜さんの演技力があってこそ実現できた「温かな毎日」を象徴する場面でしたね。

妻と一緒に見ていて、「この二人、本当に夫婦みたい」とつい口に出してしまったほど。

半年間見続けてきた視聴者にとって、まさに理想の夫婦像を見せてくれたエンディングでした。

最終回の構成と演出の特徴

要素内容効果
二人芝居時間実質8分半夫婦愛の深い描写
撮影方法一発撮り自然な演技の実現
主題歌RADWIMPSオーケストラ版感動的なクライマックス
最後のセリフ「嵩は、うちのアンパンマンや」愛情表現の集大成

RADWIMPSの「賜物」オーケストラ版に涙

最終回のラスト5分では、主題歌「賜物」の異例のオーケストラ版が流れました 。

普段のRADWIMPSのロック調とは全く違う、ピアノとオーケストラの美しい調べ。

これがまた、涙腺を刺激するんですよね。

音楽の力って本当にすごい。

同じ楽曲でも、アレンジ次第でこんなにも印象が変わるものかと、改めて感動です。

蘭子と八木さんの行方が気になる問題

個人的に最も気になったのが、蘭子(河合優実)と八木さん(妻夫木聡)の関係について。

第129話で八木さんが指輪を渡したにも関わらず、最終回では全く触れられていません。

実は妻が「蘭子のモデルって向田邦子さんなんだってね。じゃあ、飛行機の事故で…」なんて言うものですから、私は気が気でなくて。

「最終話で蘭子の死と八木の新たな悲しみを描くのか」と心配になったほどです 。

でも中園ミホ脚本家はまったく触れませんでした

これは逆に良かったのかも。

希望を残すという意味で、大人の配慮だったのでしょう。

「触らぬ神に祟りなし」ではありませんが、時には語らない選択も大切。

「嵩は、うちのアンパンマンや」の深い意味

のぶの最後のセリフ「嵩は、うちのアンパンマンや」

これがもう、心に響きました 。

のぶが嵩に感謝を込めて語った**「うちのこの残りの命、嵩さんにあげるきね」**という言葉 。

命を分け合うアンパンマンのように、二人の愛が表現された名シーンでしたよね。

やなせたかしさんが戦争体験から生み出した「逆転しない正義」の哲学。

それがこの最終回で美しく昇華されていたと思います。

アンパンマンが国民的ヒーローになった理由が、ここに凝縮。

孫にも、あんぱんまんを、このジイジが読んでやります。

メディアも絶賛の最終回

大手メディアも今回の最終回を大きく取り上げていますね。

産経新聞や毎日新聞では「100通り構想した最終回」という裏話も紹介されていました。

脚本家がどれだけ悩み抜いたかが伝わってきます。

日経新聞の「春秋」では「戦争とは何か問い続けた作品」として評していました。

単なるエンターテインメントを超えた、社会的メッセージを含んだ朝ドラだったということでしょう。

スポーツ報知でも詳しく取り上げられ、全国紙が注目するだけの話題作だったことがよくわかります。

すくなくとも、なおじは大好きな作品でした。

半年間の愛と勇気の物語への感謝

「あんぱん」という作品は、戦争の記憶を風化させないという意味でも価値のある朝ドラ。

やなせたかしさんが戦争体験から生み出した「アンパンマン」の哲学を、現代の視聴者に伝えてくれた。

半年間、毎朝8時に柳井夫妻の人生に寄り添った日々。

「あんぱんロス」という言葉がSNSで広がっているのも納得 。

朝の15分間がこれほど充実していたなんて、贅沢な時間でした。

あらためて、「あんぱん」にかかわったスタッフの皆さん、ありがとう。

そして最後に、一句詠ませていただきます:

あんぱんが 終わって空っぽ 朝ごはん

半年間、朝ドラと一緒に味わった朝食が、今朝はなんだか物足りない。

でも、それもまた愛おしい「あんぱんロス」の証拠ですね。

素晴らしい作品をありがとう。

(あ、今日はコーヒーが食卓に無かったんだ。空っぽダー!)

まとめ:史実と創作が織りなした美しい最終回

  • 🌸 史実に忠実な手術後5年間の奇跡的回復を描写
  • 💕 一発撮りによる8分半の夫婦二人芝居が感動的
  • 🎵 RADWIMPSのオーケストラ版「賜物」が涙を誘う
  • 🤔 蘭子と八木さんの関係は視聴者の想像に委ねられる
  • ✨ 「逆転しない正義」のメッセージが最後まで貫かれた
  • 📺 全国紙も注目した話題性の高い最終回

改めまして、
あんぱんの関係者の皆さん、半年間本当にありがとう。本当に本当に素晴らしい作品でした 。

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