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あきらめさせる能力をもつ必要性を! 安倍前総理語る

安倍前総理

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□ ブログの概要 

 安倍晋三元首相は5日台湾情勢をめぐり日米、日米台、クアッド(日米豪印)有志国との絆を高め中国が武力による台湾統一をあきらめる状況を作ることが大切だと語った。

 おりしも、この5日、北朝鮮が新たな形でミサイルを発射した。世界のル一ルを無視する北朝鮮、中国、ロシアに対するためには、安倍前首相がおっしゃるとおり、

『武力による現状変更をあきらめる状況を作り出すこと』

 そのためには

・あきらめさせるための能力をもつこと

・同時に意思を示すこと

 この2点に尽きる。

 そのために、防衛力を抜本的に強化し抑止力を高める必要性がある。

■ 6月5日 北朝鮮がミサイル連射

 5日午前に 北朝鮮が複数地点からほぼ同時に、6~8発のミサイルを日本海に向けて発射した。発射地は日本海側、内陸部、および黄海側など少なくとも三か所以上の地点から発射されたとみられる。

韓国軍によると

 発射地は順安のほか、北西部の東倉里(とんちゃんり)、東部の咸興(はむふん)、内陸部の价川(けちょん)付近という。

 ほぼ同時に発射するのは初めてとのこと。

北朝鮮 複数地点から 同時にミサイル発射

・ 何のために?

 北朝鮮は、日米韓のミサイル防衛網を突破する能力誇示がねらいのようだ。

 今回の複数地、同時発射によって日韓への脅威が一段と高まった。

 

 北朝鮮にしても、中国にしても、ロシアにしても全く話が通じない。世界はこういうものだと理解しなければならない。何らかの力を持っていなければ対話は不可能。

 北朝鮮にミサイルを打つのを止めなさいと話をするためには、話をきかざるを得ない抑止力が必要。

 

 6月6月の産経新聞の記事によると、少なくとも1発の変則軌道ミサイルが含まれていたという。

 残念だが今の日本の防衛力では、今回のように同時に複数のミサイルを打たれたら防げない。

■ 岸田文雄首相の言葉

 北朝鮮のミサイル発射は「国際社会の平和と安定を脅かすものであり、断じて許すことはできない。国際法違反であり、強く非難する。北朝鮮について厳重に抗議した」と述べた。

 

■ 頼りにならない国連

 このような北朝鮮の動きに対し、米国は5月に国連安保理に「北朝鮮制裁強化」の決議案を提出した。しかし、中国・ロシアの常任理事国の拒否権によって否決された。

 中国・ロシアが常任理事国として拒否権をもつ体制を何とかしない限り、国連は今後も機能しないだろう。

■ 笑い話

 5月末、国連で国連軍縮会議が開かれた。その議長国は何と、北朝鮮だった。これで軍縮が進むはずがない。お笑い番組以上の茶番だ。この茶番の後のミサイル発射。具体的な抑止力を背景に持たないと北朝鮮は止まらない。

□ 日本は話しの通じない国々にどう対処したらよいか

 結論としては、安倍前首相の言葉に尽きる。

・あきらめさせるための能力をもつこと
・同時に意思を示すこと

 この2点。

  そのためには

 ○ 同盟の力を示すこと

  今回のウクライナ戦争で、いかに同盟の力が強く、必要なのかが改のて示された。

 ○ 自国の防衛力を高めること

  防衛費、国家予算の2%超を確保すること

 ○ 法整備

  憲法9条の改正を含む防衛力を抜本的に強化し抑止力を高める必要性がある。

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