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岸田首相の被災地訪問はパフォーマンス?:復興のためには絶対に必要

『岸田首相の被災地訪問には異論あり。』という二ユースが流れている。内容は、『単なるパフォーマンス』と捉える見方に終止する考え方だ。だが、『行政の長である首相中央政府としての責務を果たす』ために必要という意見も存在。被災地の状況を把握し、実際の政策担当者へ適切な指示を下ろすために現地視察をしていくことは妥当。被災者のニーズに応じた迅速な対策が求められる今、評価は実績次第。岸田首相は単なる演技ではなく、国民の期待に応える具体的な対策が急務。今回の岸田首相はパフォーマンスだったのかを追究。

目次

『「1階をのぞいただけ」 首相の被災地訪問に“パフォーマンス”の声』という評価は正しいのか

1月15日のヤフーニュースによると、

14日、岸田文雄首相が能登半島地震の被災地を初めて訪れるも、被災者からは短時間の訪問と不満の声が上がった。石川県珠洲市立緑丘中学校の避難所で30分滞在し、1階の教室で被災者に激励し、炊き出しを視察。しかし、地元の60代女性は「パフォーマンスではないか」と冷ややかな反応を示し、「わずかな時間で帰っていった。どんな思いで来たのかもわからない」と不満を述べた。一方で、全壊した自宅の男性は歓迎の声を上げ、首相の訪問が励みになったと述べた。被災者は「一日も早く、安心して生活できる空間を作ってほしい」との願いを述べた。

ヤフーニュース要約

という内容の記事が掲載されていた。

記事は、女性の否定的な意見と、男性の肯定的な意見を載せているが、記事タイトルは、『「1階をのぞいただけ」 首相の被災地訪問に“パフォーマンス”の声』と、全体を読まずに、タイトルだけ見る読者などが否定的な印象を持つように誘導している。

視察は、本当に「1階をのぞいただけ」だったのか

避難所になっている石川県珠洲市の市立緑丘中学校の視察を終え、同市の泉谷満寿裕市長と握手する岸田文雄首相(中央)
避難所となっている輪島市立輪島中学校を訪れ、坂口茂・同市長(左から2人目)から説明を受ける岸田文雄首相(中央)と石川県の馳浩知事(右)

岸田首相が 『現地訪問前』に述べていたこと

岸田首相は、能登半島地震の復旧・復興に1兆円を確保する方針を明らかにした。いまだに震度4以上の地震が続き、被災地の半島では陸上からの支援が困難な状態にある。道路寸断や大地震の継続が輸送を難しくているからだ。そんな中、首相は自衛隊を4600名派遣し、避難所を小さなグループに分けて対応する工夫をしている。予備費はすぐさま40億円を設定した(もちろん1兆円の一時措置として)。被災地に必要な物資をプッシュ型で供給するために使用される。自衛隊、消防、警察の応援に加え、幹部職員を被災自治体に派遣し、的確・迅速な支援を行う。

岸田首相は、このように述べていた。
岸田首相は現地に迷惑をかけないタイミング・方法を模索していたので、地震発生から2週間たった14日に現地訪問実施した。

当然訪問の日程や方法は、「首相への暗殺などの危険」を考慮した上で、「現地の人々の要望を聞く」「現地で実際に活動している行政関係者(県知事や・市長、自衛隊・消防署・警察など)から意見や要望を聞く」機会を、効率的に設けられるように計画が立てられたはずだ。

首相の現地訪問のねらいは何か

政府は、現地視察のねらいを何だと発表していたか。

『現地の実情把握』のため

だと述べている。

実際岸田首相は、避難所を訪れ、そこに避難されている方の声をじかに聞く活動もしている。また,県知事や、市長、並びに自衛隊・消防署・警察関係など現地で活躍している行政関係者とも話合いを行っている。

ただし、首相の時間なので、時間は当然短い。

ところで、「現地の実態調査」とは、何をしたのか。

・現地の状況(人・物・事の状況)を実際に見ること。
・見たことを元に、現地の被災者の要望を聞くこと。
・見たことを元に現地で、実際に復興事業にかかわる人々の要望を聞くこと。

もう一つ現地訪問の大きなねらいとして、

・国の行政のトップが、きちっと『現地の苦しみと向き合ってくれている』ことを、被災して苦しんでいる人々に知らせること。

そして、「現地の実情把握」というねらいの先には、真のねらいがある。
それは、この後スピード感を持って「具体的な対策・対応にあたるため」具体策を練り、首相が採決すること。

今回の岸田首相の現地訪問が、パフォーマンスだったのか、それとも一国の首相の具体策決定のために有効に機能するものだったのかは、後日分かる。

物事は、是々非々で考えたい。
確かに、岸田首相の評判は現時点で必ずしも良くない。だからといって、岸田首相のやることはすべて良くないという風潮を作り出すことも、良くない。

「首相が現地に行くべきでは無い」という意見もあるが、首相の現地訪問は、国のトップとして当然のこと。
また「首相の現地入りが遅すぎる」という意見もあるが、災害発生から2週間目というこの時期の首相の現地入りは、適切な時期ではないだろうか。災害直後に、「偉い人が被災県に入ると、その対応に人を割かれて困る」という事態が発生してしまう、それを避けるギリギリの時期だと思う。

「1階しか見ていかなかった」という意見もあるが、首相は「効率的に被災地を回る必要」がある。概要把握のため・その後の判断のために何を見るべきか、という点で首相周辺のスタッフは、今回のスケジュールを組んだのだろう。その意味で、1階でも十分だったとも考えられるのに、こう書くことで今回の行動を安易におとしめていないか。

また、県知事・市長・自衛隊・消防署・警察関係者から要望書を受け取る映像が流れている。現地スタッフが肌で感じている意見を「要望書」という形で受け取っているという事実を評価すべきでは無いだろうか。

また、この要望書も、首相本人が隅から隅まで読むことも首相の役目では無いだろう。要望書を下に降ろし、担当者がきちっと分析して、「具体的な対応策」を形にし、関係スタッフで検討する。
首相は、その案を採決する。この一連の流れをスピード感をもって勧めることにこそ、責任があるはず。

この一連の流れを、現時点では復旧・復興に1兆円を確保する方針という思い切った決断をしている。
この点は、「岸田のやることは何でも悪い」とするのでは無く、「良いことは良い」とし、「素早い実行ができるかどうか」を見守っていきたい。

ネット上の意見

パフォーマンスでは無いという意見(肯定的意見)

激甚災害に指定となれば、現状視察をする必要があるし、これだけの被害が出たからには、一国の首相として当たり前の話 ボランティアに行く訳ではないので、役に立つ立たないの話ではないし、ましてや人気のあるなし、好き嫌いで、訪問の是非を論じる問題でもない 被災者の立場なら総理大臣に現状を見てもらい、手厚い支援をしてもらいたいと思うのではないかな?

共感1.3万人、否定2600人

視察することで作業が止まる等のデメリットはあるけど、現地を見た事で被災地の実情を知り、やる事が明確になれば良いことだと思う。 なので、問題はこの後政府がどのように復興にむけて活動するか

共感4700人、否定470人

総理が被災地に行き震災発生から2週間が過ぎた現地の状況を直接見て五感で感じ、被災者の状況、インフラの状況も確かめ、被災地で重要な活動をしている自衛官を激励する事は大事な事だと思います。

共感1100人、否定150人

否定的な意見

被災者の中で、首相の被災地視察をどう感じるだろう?被災地視察しましたとの実績作りと思う人が大多数じゃないだろうか?インフラ整備にはまだまだ時間についてかかる。まずはひと安心出来る様に避難しての住まいの提供、あとお金の支援だろう。高齢者も多いだろうから施設への入所も考えてもらいたい。

この意見に共感14人、この意見に否定的12人

今の首相に期待をいただいても、結果は期待できないと思います。 これも自身の意思ではなく、対応したほうが良いと指示をもらって行っている結果なのかなと。 そう思われても致し方ない対応しか現時点できておらず、日本をよくするというより自分の見られ方 支持率を上げるための行動しか考えられず。 こう思っている方もいると思いますので、被災者・ボランティアの方を助ける行動を先ず見せてください。

この意見に共感50人、この意見に否定的20人

行く事はマストだと思いますが、タイミングが遅すぎたと思いますね。 阪神淡路大震災、東日本大震災でももっと早く歴代の首相は現地に入っていました。 寒い中、耐えている方々の力になってほしいと思いますね。

この意見に共感10人、この意見に否定的30人

まとめ

岸田首相の1月14日(災害発生から2週間目)の現地訪問について、パフォーマンスであり、自分の支持率アップのために行っているという意見が、割と少ないことに逆にびっくりしている。

多くの人が、首相が現地入りして実情を確認し、次の施策に生かすことが大切であり、首相の現地入りは当然と考えている。

非常に健全に思える。
是々非々に、物事を見ることの大切さを改めて感じた。

テレビや新聞報道、例えば今回の『「1階をのぞいただけ」 首相の被災地訪問に“パフォーマンス”の声』のような、見出しを見ても、「そうなのか、多くの人が岸田首相の行動をパフォーマンスとみているのか」と思わずに、ちょっと立ち止まり、「ニュースで言っていることは本当に正しいのか」という視点で見る必要があるようだ。

岸田首相が能登半島地震の被災地入りしたという。 ~一定の評価を得られるだろう。 ~具体的な復旧、復興プランを提示することができるかに、岸田首相の今後の評価はかかってくる。そこにおいてはスピード感のある対策が求められていることは言うまでもない。 しっかりと、首相として被災地の現状を視察し、そこにおけるスピード感のある対策を打ち出すことができるかを国民は期待している。

法政大学大学院教授 白鳥浩 氏のコメントより

白鳥氏がまとめておられるように、問われるのは今後の具体的行動と言えるだろう。

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