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「防衛費水増し許されぬ」小野寺五典安全保障調査会長述べる

小野寺五典

【ちょっと気持ちを落ち着けてコーヒーブレイク、やはりこの豆は安定の定番、お勧めです。】

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防衛戦略与党足並み

自民党の小野寺五典安全保障調査会長は31日、産経新聞の独占インタビューに応じ、政府の国家安全保障戦略(NSS)など「安保3文書」の改定に向けた自民、公明両党による与党協議で、「国家防衛戦略」を策定する方向で認識を共有していることを明らかにした。政府が海上保安庁予算などを参入する安保関連経費の枠組みを検討していることに関し、「『水増し』は決してあってはならない」とも述べ、必要経費の確保を訴えた。

産経新聞令和4年11月1日

 「『水増し』は決してあってはならない」と述べ必要経費の確保を、小野寺五典安全保障調査会長は訴えてくれた。
 至極まっとうな意見。

「安保3文書」とは何か

・国家安全保障戦略(NSS)
・「防衛計画の大綱」(大綱)
・中期防衛力整備計画」(中期防)

小野寺氏は10月からの与党協議会で調整役をつとめる。小野寺氏は「 NSSを元に国家防衛戦略を作り、具体的な防衛力を整備して行くという議論を進めている。(両党は)同じ認識を持っている」と述べた。

産経新聞令和4年11月1日

国家防衛戦略を作り、具体的な防衛力を整備して行く、これも当たり前の議論。

財務省の悪巧み

政府の有識者会議では国全体で防衛力強化を図るためとして、海保やインフラ整備費研究開発費を算入した安保関連経費の枠組みを検討している。算入する経費を増やすことで、装備品購入など純粋な防衛費増額の抑制につながりかねないとの懸念について、「(水増しは)日本は自らを守る気がないのではないかという間違ったメッセージを与え、むしろ紛争につながる」と強調した。

防衛経費の水増しは、断固防ぎたい。

この点について、国家基本問題研究所の国基研ろんだんの22,10,17(月)『防衛費水増しの悪巧みを許すな 有元隆志(月刊「正論」発行人)』において、

令和5年度予算案編成で焦点となっている防衛費について、水増し請求が行われようとしている。北大西洋条約機構(NATO)が軍事費に以外にも沿岸警備隊の経費などを含めているのに倣って、海上保安庁予算などを加えようとするもので、ある与党幹部は「財務省の悪巧み」と形容する。

『防衛費水増しの悪巧みを許すな 有元隆志(月刊「正論」発行人)』22,10,17(月)

 このところの「財務省」の動きには、有元さんが言うように悪巧みを感じる。

安倍元首相の遺言

政府内には故安倍晋三元首相も海上保安庁の予算を防衛費に入れようとしていたとする「遺言」なるものを持ち出してくる高官もいる。これに真っ向から反論しているのが安倍元首相の秘書官を6年半余り務めた島田和久前防衛事務次官である。

『防衛費水増しの悪巧みを許すな 有元隆志(月刊「正論」発行人)』22,10,17(月)

 安倍首相が「海保庁の予算を防衛費に入れよ」などと遺言するはずがない。この高官とは一体誰なんだか。ここでも岸田さんの島田さん降ろしが効いてしまった。
 安倍さんという歯止めを失ったことが、日本にとって本当に痛い。

ウィキペディア:島田和久氏

(島田和久前防衛事務次官は)経費を国防費に計上できる「軍隊以外の武力組織(沿岸警備隊や憲兵隊など)」について、NATOでは「軍事訓練を受け、軍事力として装備され、軍事展開時に軍の直接指揮下で運用可能である範囲に限る」と定義している点を指摘。海上保安庁法第25条では「海上保安庁またはその職員が軍隊として組織され、訓練され、または軍隊の機能を営むことを認めるものとこれを解釈してはならない」と明記されていることを踏まえ、「海保がNATO定義の国防費に計上できるコーストガード(沿岸警備隊)には該当しないことは明らかでしょう」と明言した。

『防衛費水増しの悪巧みを許すな 有元隆志(月刊「正論」発行人)』22,10,17(月)

島田氏が明確に根拠を示してくれたとおり、海上保安庁は、軍隊では無い。従って、明確に海上保安庁の予算を防衛費に入れようとする動きは、おかしい。
 もし、これを進めようとする勢力があるなら、その勢力の「悪巧み」といわれても仕方がない。

財務省の口車に乗る岸田首相

 本末転倒した考えに載っているのが岸田首相である。岸田首相が5月の日米首脳会談で、防衛費の「相当な増額」と言い切った時には、その決断力を評価する声が相次いだ。ところが、財務省の口車に乗って、 NATOの定義を島田氏の言うように「ふくらし粉」に使おうとしている。それで防衛力を強化したと言い切れるのか。「聞く力」を辞任する岸田首相だが、首相に近いある政府高官は「最終的には役所、引いては財務省の意見に傾く傾向がある」と証言する。

『防衛費水増しの悪巧みを許すな 有元隆志(月刊「正論」発行人)』22,10,17(月)

「防衛費の相当な増額」を明言した岸田首相には、「ちょっと見直した」と確かに思った。
だが、財務省の口車にのる岸田氏を見たとき、「やっぱりな」と思い直す。

 残念だが岸田さんは、全体像が見えていないようだ。「聞く力」は批判力あってこそ。完全に財務省の言いなりとなりきってしまった岸田政権に危惧感をもたざるを得ない。

小野寺五典

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